@article{oai:rchokkaido-cn.repo.nii.ac.jp:00000053, author = {大森, 行雄 and Oomori, Yukio and 村林, 宏 and Murabayashi, Hiroshi}, journal = {日本赤十字北海道看護大学紀要, Journal of Japanese Red Cross Hokkaido College of Nursing}, month = {Apr}, note = {pdf, この総説では、発達中の副腎髄質細胞のコリナージックレセプター関連分泌がいつ頃発現し、いつ頃機能的になり、そしていつ頃形態変化を起こすのかについて述べている。交感神経―副腎髄質前駆細胞は神経堤由来細胞の中でおもな系統を構成している。これらの細胞から交感神経細胞と内分泌の副腎髄質細胞が分化している。副腎髄質細胞は交感神経と相同であり、節前神経性のコリナージック神経線維によって神経支配されている。発達中の副腎髄質細胞は、最初にノルアドレナリンのみを細胞内で合成し、その後にノルアドレナリン(NA)とアドレナリン(A)を同一細胞内で合成し(混合細胞)、最終的にノルアドレナリンはNA細胞、アドレナリンはA細胞でそれぞれ合成していた。コリナージック指標蛋白(アセチルコリンエステラーゼ、コリンアセチル転移酵素、アセチルコリン小胞輸送蛋白)の反応神経線維は胎児期中の副腎髄質では無いかまたは極めて少なかったが、生後発達中に急激に増加した。発達中の副腎内のコリナージック神経は、最初は全く顆粒がないか極めて少数の無芯小胞を含んでいた、その後は多くの無芯小胞と少数の有芯小胞を含んでいた。アセチルコリン刺激では、副腎髄質細胞はニコチニックとムスカリニックレセプターを介する開口放出によってカテコールアミンの分泌が起こった。発達中の副腎髄質細胞のコリナージック刺激では、最初は無反応で、その後まずニコチニックレセプター関連分泌が出現し、その後にムスカリニックレセプター関連とニコチニック関連分泌、あるいはニコチニックレセプター関連分泌のみが起こった。これらのことを考え合わせると、発達中の副腎髄質細胞や副腎内のコリナージック神経の形態変化はコリナージック関連の分泌メカニズムの発現に関係し、さらに発達中の副腎髄質ではニコチニックレセプター関連分泌を介したメカニズムが、ムスカリニックレセプター関連分泌に先んじて出現していた。}, pages = {1--25}, title = {[総説]発達過程における副腎髄質細胞のコリナージック受容体関連分泌機構について}, volume = {13}, year = {2013}, yomi = {オオモリ, ユキオ and ムラバヤシ, ヒロシ} }